国家統計局の謝伏セン局長は、このほどの記者会見で、マクロ規制の効果を評価し、これまでの5年は中国経済がもっとも良い成果をあげた五年間だと語りました。
謝伏セン局長によりますと、これまでの5年間の中国経済の年平均成長率は10.6%に達しました。また年ごとの変動幅は1ポイント以内に抑えられ、経済の急激な変動を避けることができたと述べました。
1990年以降、中国経済が年率10%以上の成長を5年以上継続した期間は、二回しかありません。一回目は1992年から1996年までで、「経済の高度成長と共に、インフレ率も高かった」ことが特徴でした。これに対して、2003年から始まった二回目は、高度の成長を保ちながらも、インフレ率は低いままに抑えることができたということです。
謝局長は、マクロ規制が成果をあげた御蔭で、「これまでの5年は中国経済にとって、もっとも成果をあげた高い五年間になった」と語った上で、2008年の中国経済が抱える問題点について、「経済成長が過熱に転換するリスクは依然としてあり、価格上昇のプレッシャーも高くなり、構造的な矛盾が依然として際立っている。また、経済成長のモデルは依然として粗放型で、制度の整備がまだ不完全だ」と指摘しました。(整理:Yan)
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