2008年春節のゴールデンウィーク期間中、大雪の影響で全国の観光収入と観光に出かけた人数が例年に比べて、初めて減少しました。一方、海外旅行に行く人数は増えています。
中国で法的な休日、つまり、国民の休日を取り仕切る政府機関、全国休日弁公室が、このほど発表した『2008年春節ゴールデンウィーク観光統計』によりますと、今年の春節の7日間に、全国31の省、直轄市、自治区が受け入れた観光客は合わせて8737万人で、去年の同じ時期に比べ、5.2%減少しました。また、観光収入も去年の同じ時期に比べ6.2%減り、393億元にとどまっています。春節の大型連休制度が2000年に始まって以来、観光客の人数と観光収入がマイナス成長になったのは、今年が初めてです。
大雪の影響もあり、今年は、国内旅行よりも、北京、上海、広州、深センなどの大都会では、海外旅行に出かけた人が増えています。上海観光事業委員会の大まかな統計によりますと、今年の春節、上海では、海外旅行に出かけた人の数は去年の同じ時期に比べて、35%増えました。
今年、中国の連休制度が変わり、めーディーの連休が7日から3日に減ったことも、春節の時期の海外旅行を増やした要因と見られています。
渡航先では香港、オーストラリア、バリ島、東南アジア、日本などが依然として人気が高く、エジプトやニュージーランド、それから、モルディブなどが、新しい観光地として人気が高くなりつつあります。(整理:Yan)
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