中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
北京空港第三ターミナルが使用開始
   2008-03-03 11:31:32    cri

 北京空港の第三ターミナル(T3)が2月29日零時から使用開始になりましたが、使用開始を祝うセレモニーなどは行われませんでした。

 29日午前8時50分、山東省の省都・済南に向かう山東航空の便が第三ターミナル(T3)を初めて利用したフライトとなりました。つづいて、12時10分、ブリティッシュエアラインのロンドン行きフライトが、ここを離陸した最初の国際便フライトとなりました。

 第三ターミナルの使用開始については、セレモニーなどが行われませんでした。中国人民大学行政管理学部の毛寿龍主任教授はこれについて「首都空港が公共サービス機関として、このような選択をしたことは、資金節約の面から言って、評価に値する」と述べました。

 さて、総面積96.2万平米、サーカー場126個分に相当する第三ターミナルは、現在、世界最大のターミナルとなります。空から眺めると、その形が飛行機のつばさにも、または龍の形にも見えると言われています。

 T3の開通によって、北京首都空港は三つのターミナル、二つの管制塔、三本の滑走路を有すようになります。また、補助滑走路の本数も71本から137本にまで増えました。北京首都空港の年間輸送旅客数も延べ4300万人に増えました。

 T3には、オリンピック専用のゾーンが設けてあり、オリンピックの関係者が便利に利用できるよう配慮してあります。

 日本のJALとANAを含めて、内外の航空会社27社が二回に分けて、第三ターミナルに移転します。この広大なターミナルで乗客がスムーズに搭乗できるよう、搭乗手続きの締め切り時間は、国内便では離陸45分前、国際便では離陸60分前に早まっています。

 ちなみに、T3は第一と第二ターミナルとは7キロ離れています。この間のアクセスは空港の出した無料シャトルバス、もしくはタクシーを利用することができます。シャトルバスは7分おきに発車し、約15分かかります。この6月には、市内から空港直通の電車が開通しますので、市内の東直門駅から16分で第三ターミナルに到達することができます。

 北京に最初に空港ができたのは1958年のことでした。1980年、つまり、その22年後に今の第一ターミナルが完成。そのさらに19年後の1999年に、第二ターミナルが完成し、使用開始になりました。が、今回、第三ターミナルの使用開始までにはわずか9年しかかかっていません。

 空港の利用客人数では、1980年代では年間延べ113万人でした。改革開放政策が始まってから、年間100万人のスピードで上昇し、1994年、その数が延べ1100万人を突破し、また、1995年だけでも、年間延べ500万人が増え、今は年間延べ5000万人に達していると言われています。

 専門家の話では、北京空港の年間利用客は2015年に延べ7600万人に達する見込みなので、2015年にも北京に第二の空港が完成する予定で、北京の空港はそれでようやく、完全にニーズに満たすことができるようになるということです。(整理:Yan)

ホット話題
v 2008年春節の大型連休、観光収入が初めて減少 2008-02-26 17:58:24
v ネズミ年の中国、干支ビジネスが盛んに(下) 2008-02-18 11:14:30
v ネズミ年の中国、干支ビジネスが盛んに(上) 2008-02-11 14:18:37
v 北京五輪の競技場、建設コスト130億元以内に 2008-02-04 09:54:25
v 中国のスキー産業、誕生から新たな飛躍へ 2008-01-28 10:00:54
v ポリ袋国家規格、3月に制定完了 2008-01-21 14:15:58
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |