北京市で2008年1月1日、自動車排ガス規制である「自動車類燃料国家IV基準」が実施されました。各ガソリンスタンドも新しい基準を満たすガソリンとディーゼル油の供給をスタートしました。
国家?基準は欧州の排ガス規制のユーロIVに相当するもので、自動車類の排ガス汚染を更に減らすことができます。関連規定によりますと、1月1日午前0時より、同市にある石油製品卸売り会社とガソリンスタンドはそれそれ、自動車類燃料市場と給油を受ける顧客に国際IV基準に満たす燃料を提供することが義務付けられました。
これについて、北京市環境保護局自動車類課の馮玉橋課長は「自動車などの排ガスを減らすため、北京はすでに2007年から一部のバスへ国家IV基準の燃料を提供している。環境保護部門の監視結果によると、排出された汚染物質は(以前に比べて)大いに減少した」と語りました。
現在、北京市の自動車類の保有台数はすでに310万台を突破しています。新車の排ガス基準の引き上げや古い車への規制を強化するなどの対策を講じているため、大気中にある自動車排出ガスを主要な要因とする二酸化窒素と一酸化窒素の濃度は、自動車などの台数の大幅増加にも関わらず、横ばいから減少する傾向で推移しています。
環境影響評価結果によれば、国家IV基準の石油製品を使うことで、北京市で自動車などから排出された二酸化硫黄の量は年間で1840トンも減少すると見込まれています。
自動車類燃料基準を引き上げるほか、北京市は自動車類国家IV排ガス基準の実施に向けての準備も進めています。2008年北京五輪開催までには、同市の自動車類排ガス基準が欧州と同水準になる見通しだということです。(新華ネットより)
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