教育省職業教育・成人教育局は18日、北京で米ダナハーモーションと協定を締結しました。ダナハーモーション側は中国の中東職業教育学校の自動車運用および修理技術コンテストに、工具を贈呈するという形で、中国における自動車修理の人材育成をサポートしていくということです。
これについて、黄堯局長は「中国の職業教育は近年急速に発展している。しかし自動車の技術の進歩やモデルチェンジが加速化する中、新技術を習得した自動車修理人材が逼迫している」と語りました。
中国自動車修理業協会が2003年に行ったサンプル調査では、技術管理者の26.2%、一線級の作業者のうち38.5%が中学卒業以下の学歴でした。また自動車修理の訓練を受けた者は38.7%に過ぎず、故障診断能力を持つ者に到ってはわずか20%程度に過ぎなかった(日本と米国の数字はそれぞれ40%と80%)ということです。
中国の自動車売上台数は2007年、800万台を突破し、世界第2の自動車売上国になろうとしています。このような状況の中、自動車修理の人材育成に要求される水準はさらに高まりつつあるでしょう。(12/21 新華ネットより)
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