中国東南部の江蘇省南通では、江蘇王子制紙有限公司がこのほど設立されました。この会社の計画投資総額は27億ドルに達し、日本最大の対中投資プロジェクトでもあります。
これは日本王子製紙のパルプ・製紙一体化プロジェクトによるもので、日本の王子制紙株式会社と南通経済技術開発区総公司の合弁プロジェクトでもあります。出資額について、日本側は9割で、中国側は1割となっています。
第1期工事の総投資額は19億5400万ドルで、登録資本金は9億1200万ドル。年産71万4000トン規模のパルプ生産ライン1本、年産40万トンの高級コート紙生産ライン2本、5万トンクラス、2万5000トンクラスの埠頭各1ヶ所、コージェネレーション設備1基、汚水処理施設1基などが建設される予定です。また、2010年の下半期に印刷用紙の生産が始まるということです。(新華ネットより)
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