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「未来」を創り出す街づくり
   2007-11-13 13:14:54    cri

 アジアを代表する国際金融都市となった中国の上海。その中でも世界的な金融機関が集まり、発展の著しい上海浦東新区に浦東地区の新しいランドマークと言われる新たなホットスポットが間もなく誕生します。それは「上海環球金融センター」です。「環球」とは、「環境」の「環」に「地球」の「球」と書き、グローバルという意味です。

 「上海環球金融センター」は、日本の森ビルグループの街づくりのノウハウを注ぎ込んでつくられます。地上101階、地下3階で、高さ492メートルあります。最新鋭の設計を誇るオフィスを中心に、世界一の高さとなる展望台や最高級クラスのホテル、世界中から人々が集まる商業施設や会議施設などを備え、ビジネス、文化、エンターテインメントのホットスポットになる見込みです。

 生活スタイルにも影響を与える街づくりについて、「上海環球金融センター」の建設に携わっている日本の森ビルグループの森浩生専務取締役のお話をご紹介します。北京放送東京特派員の傅穎記者がインタビューをしてくれました。

 街づくりはそこに暮らす人々の共感を得ながら、「未来」を創り出すことです。人々の交流の場を設け、そこで新たな文化や価値、出会いを生み出します。さらに、新しい情報を発信し、都市の可能性を探ります。街づくりについて、日本の森ビルグループは「ヒルズ構想」という理念を提唱しています。

 これについて、森浩生専務取締役は「街づくりの理念とは、ビルを簡単に作るのではなくて、町を作る。そこで人が住んで働いて、楽しんで、文化的な場があって、いろんな交流が生まれると人のいろんな営みをその場で出来る町づくりというのが僕らのいままでやってきた理念だ。人が集まる場所、情報が集まる場所。文化が集まる場所で、みんなが集まるヒルズという理念を作っている」と語りました。

   

 森ビルの掲げる「ヒルズ構想」の理念は、1986年に17年の歳月をかけて完成した「アークヒルズ」を起点に、「愛宕グリーンヒルズ」「元麻布ヒルズ」を経て、2003年「六本木ヒルズ」で実を結び、その後「オランダヒルズ」「表参道ヒルズ」で更に発展しました。そして、1990年代に国境を越えて、この理念が中国に持ち込まれました。日本での街づくりの経験を活かし、既に完成した中国大連にある「森茂大厦」や上海の「HSBCタワー」などで、いずれも世界レベルの超高層複合ビルです。いま、上海では2棟目となる「上海環球金融中心」のプロジェクトが進行中で、2008年オリンピックを控え、来年春オープンする予定です。

 21世紀の今日、グローバル化が急速に進む中、人々の営みも、価値観も、ビジネススタイルも大きく変わりつつあります。変わらないのは、多分その土地ならではの伝統や文化でしょう。2008年に誕生する「上海環球金融センター」、世界経済の最前線に立つ金融センターの役割を果たすと同時に、地元のローカリティに根ざした上海の文化や魅力を世界に向けて発信することになるでしょう。(取材:傅穎 文:劉叡琳)

 (詳しくは10月26日初放送、27日再放送の「経済スクランブル」をお聞きください。HPでもアクセスして聞くことが出来ます。)

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