中国での仕入れの大部分が輸出向け
商務部はこのほど、ウオルマート、カルフール、メトロなどの外資系小売大手と国際調達製品の品質に関する座談会を開きました。3社とも中国製品を高く評価しており、中国での調達額を継続的に増やすとともに、より多くのよい中国製品を世界市場に売り出したいとの意向を示しました。
3社の中国での調達額はここ数年、急速に伸びています。ウオルマートの調達額は2006年が90億ドル、07年上半期が40億ドル。カルフールは06年が590億元、07年上半期が362億元。メトロは06年が142億元、07年上半期が118億元でした。主な調達製品は日用化学品、五金電器製品、繊維製品、玩具、食品、農副産物などです。
3社によると、中国で仕入れた製品の大部分が、海外市場向けに輸出されています。調達量全体に占める輸出の割合は、カルフールの場合、06年が66.9%、07年上半期が66%、メトロは06年が42.7%、07年上半期が57.8%となっています。
中国製品の品質に満足
外資系大型小売企業が中国で調達した製品を輸出する際、その合格率は、ウオルマートが100%、カルフールが99.5%、メトロが99%を超えると言います。
ウオルマートの代表によると、同社が中国での調達を始めて約26年になるが、中国製品は価格のみならず、品質も確かです。1996年、ウオルマートは中国で一号店を開いてからの11年間に、中国製品の質が向上していくさまを目の当たりにしてきたと言います。
カルフールの代表は、中国政府は製品の品質と食品の安全を非常に重視し、多くの取り組みを行ってきたと述べ、中国製品は信頼するに足るとの見方を示しました。
メトロの代表は、「中国製品の質に満足しており、中国製品の質は全体的に少しずつ向上していく方向にある」と見ています。同代表はまた、「国際社会に向けて中国製品を宣伝し、より多くの優れた中国製品をグローバル市場のネットワークに組み込ませていくよう取組んでいく」と述べています。(人民網より整理)
|