広西チワン族自治区は豚肉の価格高騰や、農民の養豚業への意欲低下に対応するため、「補う・減らす・防ぐ」という措置で養豚の規模拡大に取り組んでいます。
「補う」とは、豚の飼育と疫病対策に補助金を提供することです。自治区財政庁は、母ブタ1頭につき15元から20元の保険料補助と50元の飼育費用補助を支給し、この資金は自治区財政と農家の所在地政府が8対2の割合で負担します。また、豚生殖器呼吸器症候群(PRRS)の予防接種などの費用は自治区財政が全額負担するということです。
「減らす」とは、豚の飼育、処理、販売、疫病予防などの面での違法な費用徴収を取り締まり、飼育場の電力料金に関する優遇政策を徹底させることで、農家の負担を軽らすことです。農業発展銀行広西支行は15億元の資金を用意して、豚の飼育企業の事業拡大を支援します。また、南寧市では、新たに建設される1000頭以上の飼育場に10万元、500頭以上の飼育場に5万元のインフラ建設資金補助を提供し、貴港市や梧州市なども補助金の支給を予定しているということです。
「防ぐ」とは、疫病予防を強化することです。秋に入って気温が下がると、豚の抵抗力は高まり、PRRSの発生率は下がります。各地では効果的な対策をとって、豚の疫病に対する抵抗力の向上に取り組んでいるということです。(新華ネットより Lin)
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