二) では、北京五輪の収入源はどうなっているのでしょうか。また、現在の資金調達の現状はどうなっているのでしょうか。
北京の五輪開催が決まった後、数年間の準備とマーケットの開拓を経て、現在は、予定以上のクライアントを得て、収入は当初の予定より増加する事が確実だと見られています。
五輪の経済効果を専門に研究している団体・「北京五輪経済研究会」の陳剣副会長の話です。
「北京五輪組織委員会の収入源は主として、以下の部分からなっています。
先ずは、テレビの放映権収入です。IOCが北京オリンピック組織委員会に対して認可したテレビ放送権の収入は8億3000万ドルに達し、各項目の収入において、この部分が最も大きい収入源となっています。
二つ目は、IOCが北京五輪組織委員会に譲渡した市場開拓による収益。全部で3億3400万ドルあります。
三つ目は、北京五輪組織委員会のマーケット開拓による収益金です。この部分は放映権に次ぐ金額となる見込みです。当初の目標は4億ドルでしたが、企業の反応はよく、予想以上の成果があがりました。このほか、入場券や記念グッズの販売収入、それに中国政府の財政援助、寄付金なども収入源になります。
現在の情況から見れば、北京五輪組織委員会の収入は20億ドルを超えることは間違いないのではないでしょうか。」
当初の目標以上の資金を集めることができたようですね。これには、中国経済が順調に発展し、数多くの海外の企業が中国の今後の潜在力に期待をしていることと切り離せないと言えますよね。
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