中国商務省によりますと、今年の春節期間中、商品の市場価格が安定し、相場も好調だったということです。春節の初日(2月18日)からの7日間、消費財売上高は約2200億元に達し、去年同期より15%ほど増えたということです。そのうち、飲食業は約18%伸びました。
また、商務省市場運行局によりますと、今年の春節市場に次のような特徴があります。
(1)セールス活動のスマート化。価格戦争からサービス、ブランド重視に転じ、売上が安定増加。
(2)ブランド家電などの売れ行き好調。消費構造の高級化が顕著に。
(3)春節が農村でも活発に祝われるようになり、農村の市場が好況を呈した。湖北、江蘇、浙江各省の農村では、年始回りに自転車ではなくバイクを利用するようになり、衣類の購入もファッション性を求めるようになった。年始回りの贈答品も高級化。
(4)飲食業が好調。春節の食事に関する概念に変化が見られた。多くの都市で、ホテルの年越しディナーが数ヵ月前から予約で一杯となった。旧暦1月1日から7日までの間、河南、重慶、黒竜江、北京などで、飲食業の売上が06年同期比それぞれ20ー25%増加。
(5)文化やレジャーなどの健全な消費活動がさらに人気となった。春節期間中でも河北省の図書館はいつもどおり開館し、天津市の茶館では伝統漫才が満員となった。年始回りの贈答品は、タバコや酒に替わり、フィットネスの利用券や花束、健康に関する書籍などが人気となったということです。(新華ネットより Lin)
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