中国電信会社の大手三社が1月末に発表したデータによりますと、2006年の一年間、三社のうち、携帯電話会社のの中国移動(China Mobile)が相変わらずトップの業績を保ち、税引前利益は対前年比で23%増えて968億元に達し、売上高は21%伸びて2853億元となっています。また中国移動は去年年末までの契約数が初めて3億件の大台を突破し、対前年比21%増の3億1800万件となり、世界一の契約者数を誇っています。中でも、昨年12月だけで新規契約が483億件にも達していました。
一方、二位の中国電信(China Telecom)の伸び率は緩やかになっています。中国電信が明らかにしたところでは、2006年12月の新規増加契約数は64万件に止まっており、昨年の中で、契約者数が最も低い月となりました。
このほか、中国でGSMとCDMAを同時提供している中国聯通(China Unicom)は、新規契約の増加スピードが鈍化し、昨年はそれぞれ90万2000件と3万1000件になっており、全体の契約数は1億4240万件に達しています。
なお、中国情報産業省によりますと、昨年12月までで、中国の携帯電話契約数は4.61億件になり、前の年の3.93億件より17.2%伸び、普及率が百人あたり35.3台になっています。また、固定電話のユーザーは3億6800万件になり、前の年の3億5000件より4.96%伸びて、百人あたりの固定電話の普及率が28.1台になっています。(王小燕)
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