エーシーニールセンが実施した最新の調査結果によりますと、中国自動車市場は急速に発展し、ブランド競争も激化しています。特に日本ブランドの勢いが最も強く、各ブランドの市場シェアは2年前に比べ大きく変化しました。
北京市、上海市、広東省広州市の3大都市で実施された今回の調査結果によりますと、2006年、上海大衆(VW)と一汽大衆の3都市における市場シェアがいずれも急落しました。フォルクスワーゲンの3都市におけるシェアは04年の35%から23%に下落したことが分かりました。
熾烈な競争の中で勝者となったのは日本ブランドです。調査結果によりますと、トヨタの市場シェアは1%から7%に急増しました。また、ホンダも1%未満だったシェアを6%に引き上げました。エーシーニールセンは、市場需要に見合った製品開発と集中的なマーケティング活動が、日本ブランドが中国市場で成功を収めたカギ、と分析しました。
現在もブランドとデザイン革新が中国自動車市場の主流です。エーシーニールセン中国自動車研究総監のフィリップ・ドキュエレ氏は、「長期的に安定したシェアを維持していたブランドや車種にとって、新しいブランドとデザインが多くの潜在的消費者を引き付けたことによる衝撃は大きい」と指摘しました。
中国ブランドも次第に市場シェアを拡大しつつあっています。今回の調査によりますと、中国ブランドのチェリー自動車は、主要3都市でマイカーを所有する世帯の5%のシェアを獲得したということです。(新華ネットより)
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