最近日本では、外食をする日本人はこれまでの習慣を変えざるを得なくなっています。一部のレストランが使い捨て割箸を提供しなくなったからです。中国の新聞「国際先駆導報」の記者がこのほど、東京のある料理店で食事をした時、これまでいつもあった割箸の箸入れがなくなっており、食卓の上には繰り返して使える箸が置かれていました。以前、日本ではほとんどのレストランで割り箸を提供していたのですが。
日本の箸産業が空洞化に
日本のメディアは「20年前、日本で消費した割箸の半分は、国産のものだった。しかし、1990年代以降は、中国産の価格の低い箸が大量に日本に入り、いつの間に日本の市場の9割を占めた。日本の2大の割り箸生産地のうち、一つはほとんど崩壊し、もう一つはハイテク的製品に重点を移すことによって生きている」と繰り返し強調しています。
中国の箸は確かに、価格の面で優勢を保っています。しかし、日本のメディアは自国産業不況の原因を中国だけに押し付け、日本自身にある原因を覆い隠しました。北京林業大学経済管理学院の田明華教授は、「主な原因は日本の労働力のコストが高いことにある。労働力が高いから、木材伐採のコストも高くなった。これに対して輸入木材の価格が低いため、日本国内の伐採業は利益が取れない状態に陥った。従って『樹木を森林の中に置いままにして腐らせている』という不思議な現象が起きている」と述べています。(つづく 王玉華)
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