伝えられるところによると、中国交通部は台湾産農産物の輸送に「グリーン通路」を設けることを決定した。今後、台湾産農産物に対して、大陸部において自動車道路を利用して販売地に輸送する場合、「グリーン通路」関連規定に合致した合法的な輸送車両のすべてに対して、優遇策を適用することになった。
交通部筋は記者のインタビューに答えた際、大陸部に設けられた台湾産生鮮農産物「グリーン通路」ネットワークは主に「タテ五本ヨコ二本」の7本のルートからなることを明らかにした。
この7本のルートには、銀川ー昆明、フフホトー南寧、北京ー海口(長沙ー南寧の連結区間を含む)、ハルビンー海口(天津ー北京の連結区間を含む)、上海ー海口(鷹潭ー常山の連結区間を含む)という5本のタテの方向のルート、および連雲港ーウルムチ(西寧ー蘭州の連結区間を含む)、上海ーラサという2本のヨコの方向のルートが含まれており、長さは延べ2.7万キロに達する。
この「グリーン通路」ネットワークは、大陸部の31の省・自治区・直轄市にまたがり、各省・自治区・直轄市間における自由な往来が全面的に実現し、29の省都都市、71の地区クラス都市を結びつけ、大陸部の一定規模の重要生鮮農産物生産基地および販売市場のすべてをカバーし、生鮮農産物の地域にまたがる長距離輸送にとって極めて便利な主要通路となっている。
「グリーン通路」政策では、もっぱら新鮮野菜、新鮮果物、生きた水産物、生きた家畜・家禽および新鮮な肉、ニワトリのタマゴ、乳類などの台湾産生鮮農産物を輸送する車両は、「グリーン通路」を通行する際に、主に次の3つの優遇策を受けることができる。
1、通過する省・自治区・直轄市人民政府の生鮮農産物輸送関連優遇策が適用される。現在までのところ、大陸部の28の省・自治区・直轄市において、通行料金減免政策が実施されている。
2、沿線の料金徴収所に設置されている「グリーン通路」を優先的に通過することができ、輸送効率が向上する。
3、過積載などの違法行為があった場合、法律執行行政部門は関連規定に基づいて速やかに処理し、車両が長時間止められることはない。(「チャイナネット」より)
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