天津経済技術開発区濱海新区の発展は、すでに天津経済発展の重点となっています。今後濱海新区はいかにして、発展する道を選択するのでしょうか。
天津濱海新区のある渤海湾地域は、長江デルタ地域や、珠江デルタ地域についで、中国では、経済成長で3番目に優位性を持つ地域となっています。
濱海新区は北京、天津と河北省3つの接点にあり、優良港湾を持ち、輸出入の優位性を保っています。濱海新区管理委員会の皮黔生主任は「深セン開発区の設立は珠江デルタ地域経済の急速な発展を促し、上海浦東新区の建設は長江デルタ地域の発展を急速に促進しました。天津濱海新区の建設は天津の発展や国家地域経済の発展と協調に重要な意義があります」として、更に次のように話しています。
「濱海新区の広い土地に、天津経済技術開発区、天津港保税区など中国対外開放の各種の区域が設置されています。これは天津地区の対外型経済の発展に非常によい条件を作りました」と述べています。
十数年の開発と建設を通じて、濱海新区の工業生産総額はすでに建設当初の213億元から現在の3997億元に増え、外資の投資額の累計は、159億元に達し、経済発展は大きな成果を収めました。これについて皮黔生主任は「今後、濱海新区は電子通信、石油化学、自動車、設備製造、冶金などの優位性のある産業を大いに発展させます。それと同時に、ハイテク産業と環境保全産業の発展に力を入れ、ハイテク産業を主とする産業を発展させ、天津を中国の重要なハイテク産業基地に建設していきます。2010年までに、濱海新区のハイテク産業の生産額の比率は50%以上に占める見込みです」として、次のように語っています。
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