中国民族メロディー、今週も引き続き二胡の有名な演奏家・劉長福さんが奏でた曲を中心にご紹介しましょう。
劉長福さんは、中国初の修士学位を経歴にもつ二胡奏者です。彼が40数年間にわたる二胡の演奏活動や教育を経て教えた多くの弟子が、コンクールや各地の音楽祭で賞を獲得するまでになっています。また、劉長福さんはバイオリンの演奏法やテキストに参考に、二胡の演奏技術を大いに高めました。
では、「草原新牧民(草原の民)」です。この曲は1974年に作られて以来、多くの人々に愛されている一曲で「二月映月(二泉に映える月)」や「騫馬(競馬)」などと共に二胡の名曲とされています。この曲は牧畜民達が広々とした蒙古草原で馬に乗り駆け回るシーンを表現しました。
草原新牧民
今日の中国民族メロディーは、二胡の有名な演奏家・劉長福さんが奏でた二胡曲を特集しましたが、いかがでしたか?次にお送りするのは、劉長福さんが作曲、演奏した「塞外情思(長城の外への思い)」です。この曲は万里の長城北部に位置するモンゴル草原の雄大で美しい景色を描き、草原生活を懐かしむ思いを表わしています。
塞外情思
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