ここ数年、中国の音楽界では多くの少数民族出身の歌手が活躍しています。彼らの独特な音楽や歌声は、今までにない新しい息吹を吹き込み、なかでも藤格爾や克里木などの国を代表するレベルの歌手は多くの人々に人気があります。今日の民族メロディーは少数民族の歌手が歌った民謡をお送りしましょう。
まずお送りするのは蒙古(モーコ)族の有名な男性歌手・?格?です。がっしりとした身体に、長い髪を振り乱して歌う姿は、蒙古(モーコ)族の勇敢さを感じさせます。今年45才になる?格?は、歌手である一方、素晴らしい作曲家でもあります。1984年、天津音楽学院で学んでいた24才の?格?は、蒙古族の有名な詩人・?木?の詩を読んだときのインスピレーションで「蒙古人(モーコ人)」という歌を作りました。この歌はその後、全国に広まり有名になりました。では、今日まずお送りするのは?格?が歌う「蒙古人(モーコ人)」です。この歌は故郷を離れた蒙古人の、故郷や両親に寄せる強い思いが感じられる一曲です。
蒙古人
では、次にお送りするのは、朝鮮族の民謡歌手・方初善が歌った「阿里郎(アリラン)」です。方初善は多くの人々に愛される朝鮮族の歌手で、彼女の音域は広く、歌声も甘くて美しく、朝鮮族民謡の独特な雰囲気を上手く表現しています。彼女は、このアリランを中国語と朝鮮語で歌い、中国全土に広めました。
阿里郎
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