今日の民族メロディーは先週に引き続き「春」をテーマに中国各地の民族音楽をお送りします。まず蒙古族の春の民謡をご紹介しましょう。昔から果てしない草原に暮らしてきた為でしょうか。蒙古族の人々は豪開な性格を持ち、その歌声も高らかで、よく響きます。彼らの歌声を聞くと、見渡す限りの草原を疾走する馬の姿や空高く、悠々と飛ぶ鷹などが目の前に浮かんできます。ではお送りしますのは蒙古族の有名な歌手?格?が唄った蒙古族の民謡「草原的春天(草原の春)」です。
内蒙古の草原で育った彼は「草原は私に多くのインスピレーションを与えてくれた。もし、私の歌声から大地への愛と生命への心を感じるならば、それは我々蒙古人の生まれながらにして持つ本性だ」と語ります。
草原的春天
笛の名曲「姑蘇行」をお聞きいただきながらお別れです。この曲は南方派の笛の代表曲で、静かな前奏は朝霧の中にある蘇州の庭園の美しい景色を表しています。続いてはもう蒙古族の春の民謡をご紹介しましょう。
姑蘇行
|