北京時間の5月12日午後2時28分、中国西南部の四川省で、マグニチュード7.8の大地震が発生しました。地震の震源地は、省都である成都から北西に92キロ離れたブン川県です。震源地付近では大きな被害が集中しています。大勢の死傷者が出たほか、倒壊された建物の下敷きになった人も少なくありません。現在、災害救援と復旧のため、中国では、社会全体が動き始めました。
四川省の大震災を支援するため、CRIの日本語放送もしばらくの間、特別体制をとることになりました。
四川省の大地震が発生したのは、5月12日、月曜日の北京時間午後2時28分でした。震源の深さはわずか10キロぐらいと浅い地震です。地震が発生した時、CRI局舎の13階にいる日本語部のスタッフも、揺れを確実に感じました。震源が浅く、離れた所で起きた地震のせいか、その揺れ方といいますと、私の実感では、最初は横にゆれる感じでしたね。最初は自分がめまいをしたのかと思ったのですが、近くいるスタッフたちも異常に気づき、壁にかかった時計を見ると左右に揺れていました。
ところで、今回四川省で発生した大地震による揺れは、とても広い範囲に及んでいます。一番北にある黒龍江省、吉林省と、新疆ウィグル自治区以外の全ての省や市で、揺れを感じました。地震の強さと影響した範囲の広さは、これまでになかったことです。CRIの番組では、これからも引き続き、被災の情況や地元の救援活動、町の復旧などについてご紹介します。
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