今日の中国メロディーは先週に引き続き「春」をテーマに中国各地の民族音楽をお送りします。まずは中部・河南省の民謡「編花藍(花かごを編む)」です。この曲は河南省の民謡を代表する曲で、地方色豊かな女声合唱で、春に娘たちが山で美しいボタンを摘み、花かごを作る楽しい気持ちを表しました。
M3 編花藍 2'37''
続いてお送りするのは、中国で有名な古筝奏者・王中山さんが奏でる「春到湘江(湘江に訪れる春)」です。古筝は弦が16本ある木製の弦楽器で、およそ2200年ほど前から伝わる歴史のある民族楽器です。その素晴らしい音色と表現豊かな奏法は数千年にわたり多くの人々に愛され続けています。曲のタイトルにもなっている湘江は湖南省を流れる川で、この曲は春を迎えた湘江両岸の美しい景色を表現しています。それでは、来週まで。ご機嫌よう、再見!
M4 春到湘江 6'08''
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