2000年には余隆さんは中国フィルハーモニック・オーケストラを設立し、楽団初の芸術監督となりました。彼の楽団に対するヴィジョンは、優れた中国の交響曲を世界に伝達し、中国人民に質の高い演奏で様々な西欧音楽を提供できる真のプロフェッショナルな楽団を創り上げる事にあります。2000年12月16日には、余隆さんは北京にて楽団の初の公演を指揮し、大成功を博しました。2002年10月第5回北京音楽祭のオープニング・コンサートでは、中国フィルハーモニック・オーケストラは800人余りの内外の音楽家と共演し、中国初演となるマーラーの交響曲第8番を出演しました。ここ数年、中国フィルハーモニック・オーケストラは国内舞台で活躍するだけでなく、またパリ・オペラ座、ワルシャワ国立歌劇場、ウィーン楽友協会、アムステルダムのコンセルトヘボウ等の著名な会場にて公演を行いました。次にお送りしますのは「春節序曲(春節序曲)」です。この曲は中国の伝統的な祝日・春節の時、人々が喜んでお祝いする情景を描いています。
M3 春節序曲
お聞きいただいたのは「春節序曲(春節序曲)」でした。
今日の中国民族音楽は中国フィルハーモニック・オーケストラが奏でた中国民族音楽を特集しました。最後に中国北方地方・河北省の民謡を元に作られた「対花(花遊び)」をお聞きいただきながら、お別れしましょう。曲は迎春花を摘みながら、この花束を誰にあげようか、と想いをめぐらす少女のウキウキした恋心を歌っている。それでは来週まで御機嫌よう。再見
M4 対花
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