祭式の日に一万人以上が集まりました
中国で、人口の最も多い少数民族ーー壮(チワン)族は4月24日、南の広西壮族自治区百色市田陽県百育鎮にある「聖なる山」、敢壮山で壮族の始祖とされる「布洛陀」を祭る儀式を盛大に行いました。
線香の煙が立ち昇る中、華やかな民族衣装を身にまとった壮族の人々は、祭りの歌を歌ったり、銅製の太鼓をたたいたりして、始祖をたたえ、今年の豊作を祈りました。
これにちなんで、2007年百色市布洛陀民族文化観光祭りが4月23日からの3日間行われ、地元の人々は訪れてくる観光客と共に民謡の歌合戦や獅子舞などを楽しみました。
敢壮山の布洛陀文化遺跡でトマトで作られた「じゅうたん」の上行われた相撲
壮族の人口はおよそ1618万人。主に広西壮族自治区、雲南省の文山壮族苗(ミャオ)族自治州に住んでおり、わずか一部が広東省や湖南省、貴州省、四川省などに散在して暮らしています。
言葉は壮語で、二つの方言に分かれています。1955年にはローマ字をもとにした文字が作られました。(編集:ラン)
|