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ラサにある最大のタンカ店 |
タンカに用いる顔料を作る職人 |
「世界で最も海抜が高い鉄道」であり、全長1956キロの青海チベット鉄道が2006年7月1日に開通しました。それを記念した"タンカ"「天路」の製作が3月29日から、青海省黄南チベット族自治州同仁県隆務鎮で始まっています。
"タンカ"はチベット語で、絵画と装飾、刺しゅうが一体となったチベット仏教(ラマ教)特有の代表的芸術作品です。チベットが世界に送る「文化の名刺」とも言われていて、ラマ教に出てくる人物やその物語を描いています。
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タンカを描いている職人 |
注1 |
タンカ「天路」の製作は、青海富銀競売有限公司が中心となって、青海ゾンカチベット文化研究センター、ドンガルレゴン芸術開発有限責任公司の協力で行なわれています。高さは1.4メートル、長さ200メートルの巨大なものです。"中国工芸美術大師"の称号を持つ民間芸術家チィジャさんをはじめとするグループが創作にあたります。関係部門は、2004年から「天路」の製作を企画し、300万元を投資しています。完成は15カ月後になる予定で、その後は、イギリスのギネスブックにも申請するほか、北京文化創意基金にも申し込みをするということです。(編集:藍暁芹)
注1:15枚でワンセットのタンカ「ゾンカバ大師の一生」は2006年、1650万元(凡そ2億4750万円)で競売。80以上の物語が描かれています。
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