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この易建聨については、受け入れるアメリカでも注目されているらしいです。アメリカメディアは彼のことを「2007年の大物」と評しました。またあるスポーツ紙は「ポスト・ヤオミン」と紹介しています。
「2007年に大物がやってくる!」と題する文章の中で、次のように易建聨さんのことを紹介しています。
「2007年ドラフトはここ5年で、もっとも激しいものになるだろう。中国のクラブチームが易建聨のドラフト参加を許可したからである。一人の大物が2007年、静かにやってくる。身長211センチの易建聨は早くから極東地区の注目株であり、ケビン・ガーネット級のビッグスターになることは間違いない。」
ケビンガーネットというのは、1995年ミネソタ入りした選手で、シドニーオリンピックのドリームチームの一員です。NBAで最も優れた選手の一と人されています。ちょうど彼の身長も211センチでしたから、彼の名前が出てきたのかもしれません。
さて、易建聨選手のNBA入団はほぼ間違いありませんが、問題は、一体どこの球団に、何位で指名されるかということです。これについて、所属する広東宏遠クラブの劉宏彊副総経理はこう語っています。
「彼を今年のドラフトに参加させなかったのは、準備不足が理由の一つです。今回、どのチームが指名するかは全く見当がつきませんが、彼を全面的に売り込んでいく準備は整っています。」
今ドラフトでの、易建聨選手の指名順位について、NBAの公式ページは、11番目と予測しています。そして、第一巡目で選ばれる可能性が高いとしています。指名順位について、現在、その所属している広東宏遠クラブはの劉宏彊副総経理は次のように述べました。
「来年のドラフトに参加する選手たちは総じてレベルが高いです。今の状況からすれば、易建聨が一巡目で選ばれることは間違いないですが、希望としては、指名がもっと上位にくればいいですね。」
一方、NBAの公式ホームページでは、一巡目指名の理由について、「抜群の機敏性を持ち、加えて、アジアの選手に欠けている爆発力に富んでいる。試合の中では、迫力のあるダンクシュートをよく叩き込む。頭の良い選手であり、かつ個性的な選手でもある。相手の肘を使うプレーに対しては必ず反撃するアグレッシブさがある」などが挙げられています。
NBAドラフトで指名の対象となる選手には、一年間の成績に応じて、ランクがつけられ、それに基づいて、指名を行ないます。つまり、過去1年間の実績をいかに挙げておくかが、上位指名の鍵だというわけです。そういう意味では、来月1日から始まるドーハのアジア大会、これはかなり大切の大会となります。エースのヤオミン選手が大会出場をやめたため、最初のNBAプレーヤー王治チ選手と共にチームを率いることになります。まじかに迫るアジア大会について、中国代表のヨナスヘッドコーチは次のように述べました。
「私としては、まずチームのことを第一に考えてほしいです。どうすればチャンピオンになれるか、その目標のためにがんばってほしいですね。。国家代表の成績がよければ、彼のドラフトでの順位も高くなるのです。」
NBAには、中国人は今まで3人挑戦していますが、今現在、試合で活躍しているのはヤオミンただ一人です。また日本からは、田臥選手が挑戦したことがあったのですが、定着することはできませんでした。それだけ激烈な競争の場だというわけです。ですから、易建聨選手が最も大変なのは、ドラフトで指名を受けて、入団した後ということになります。ファンの皆さんが見守っている中、頑張ってくださいね!(文章:王丹丹 11/13) 1 2
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