|
経済の発展に伴い、一般的な中国人の収入は年々増えつつあります。そして、現場でワールドカップを楽しみたいというニーズに答え、去年年末から、中国国内の多くの旅行会社はワールドカップ観戦ツアーを売り出してきました。
観光業界の統計によりますと、ワールドカップの観戦のためドイツを訪れた中国人の数は4000人を超えているそうです。北京に隣接する河北省の中心地石家庄市の国暁隊さんは、家族を連れて、ドイツに駆けつけてきました。
「ワールドカップには中国人が欠けてはならないと思っています。中国国内にはサッカーファンが大勢いるんですから。そして、ワールドカップは四年に一度しかないですから、その雰囲気を真近で感じるため、妻や子供を連れてやってきました。確かにすごいですね!ここのサッカー文化の奥深さはまだまだ中国と比べものになりません。今回、中国代表は予選で敗退してしまい、とても残念です。もし中国代表も出場していれば、ドイツへ観戦に来るファンの数は必ずもっと増えたでしょう」
確かに、2002年の日韓共催のワールドカップに比べて、観戦にやってくる中国サッカーファンの数は減りました。もちろん地理的な問題が一番ですが、あとは中国代表が出場できなかったというのもありました。その中国のサッカーファンについて、開催地の一つ、フランクフルトの責任者、マティアス氏はこう語りました。
「フランクフルトでは、多くの中国人サッカーファンを見かけました。思い思いの代表チームのTシャツを着て旗を振って、ほかの国のファンと一緒になって、試合を楽しんでいましたね。2010年の南アフリカ大会では、中国も出場できればいいですね。今や中国サッカーと中国のサッカーファンは、国際サッカー界の一員ですから・・。」
中国のサッカーファンはそれぞれ各国の代表チームにお気に入りがいて、今大会はまるでその国の人であるかのように、熱狂的に応援していましたが、いつか、中国の国旗を振って応援できるように期待しています。(文章:王丹丹 07/10) 1 2
|