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12月7日は二十四節気の大雪です。この時期になると川は凍り始め、山々も雪の衣を纏って冬の姿になります。こんな寒い季節ですが、冬の学校では炎のように熱い青春の息吹を感じることができます。今回の中国メロディーは、冬の学校の魅力をお届けしましょう。
冬のランニング
私にとって冬の学校と言ったら、いつも思い浮かべるのは愛と恨み入り混じる「冬のランニング」です。中国北方地方の中学校や高校では冬になると、生徒たちの体を鍛えるため冬のランニングを行います。寒さの厳しい冬の季節に身を切るような冷たい風の中を走り続けることは、生徒たちにとってはもちろん辛いことです。
ただ、こんな退屈な冬のランニングでさえも、青春期の少年少女達にとっては時には小さな幸福をもたらすことがあります。例えば、男子生徒はランニングの時に気になる子との出会いを期待しています。一方、女子生徒も心の中で彼と巡り合うことをこっそりと祈っています。青春の冬のランニングはこのような喜びと悩みをもたらす運動なのです。
学校+友情=青春
中学生になると、青春のドアを開けたばかりの生徒達は、多くの悩みに直面し、尊重と理解を得ることを求めます。親や先生など周りの人々に理解されない時、自分が醜いアヒルの子のようにいつになったら美しい白鳥になれるのだろうかと嘆き悲しみます。このときに得られる仲間からの理解と友情は人を感動させ、心を温めてくれます。
だからこそ、学生時代に得られる友情はとても貴重なもので、この友情は醜いアヒルの子にいつか大空を飛ぶ翼を与える一生の財産となるに違いありません。
青春万歳!
すべての日々 すべての日々が一緒に来てほしい
私たちは青春の金色の糸と幸せな絹の糸であなた達を織り成す
小舟に乗せた笑い声 月光の下の軽快な踊り
霧雨の中のピクニック 初雪の朝の急行軍
激しい口論 躍動する温かい心
広大な世界 すべては私たちを感動させ
いつも喜び 冷めることはない
涙 笑い 思索 どれも初めてのこと
これは小説家・王蒙の名作「青春万歳!」の序文の一部です。この小説は1953年に作られ、王蒙が19歳の時に著した初の作品です。その情熱溢れる詩句からは、1950年代の高校生たちの青春の活力を感じることができます。この詩は私が中学時代に始めて読んだ青春を謳歌する詩作で、当時の感動は今でもはっきり覚えています。
番組の中でお送りした曲
1曲目~冬季校園(冬の学校)
この歌は1990年代に歌われていた代表的なキャンパスソングです。
歌詞:
親愛なる兄弟
僕に冬の大学のキャンパスを案内してくれた
あの美しい女子学生
白髪の先生
何人もの愛情詩人
何人もの流浪の歌手
学生寮の中のレコーダーから
毎日「君が好き」という歌声が流れていた
2曲目~朋友(友達)
歌詞:
友達よ 生涯一緒に歩んでいこう
あの過ぎ去った日々
友達がいるから寂しくない
傷つくときもあるけれど
僕はずっと傍にいる
3曲目~隐形的翅膀(見えない翼)
歌詞:
分かってる 私の背中にはずっと見えない翼がついていて
私を連れて飛んで 希望をもたらすの
やっと見えた 全ての夢が花開くのを
追い求めてきた若さ 歌声は高らかに響きわたり
やっと空を自由に飛びまわる
気をつけてよく見れば 恐れることはない
どこかで風が吹いていれば もっと遠くまで飛べる
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