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殷絮の 山梨からこんにちはーー日本一高い山に登った(二)
   2006-08-16 17:01:32    cri

 こんにちは、殷絮です。2006年6月から半年間、テレビ山梨で研修生活を送っています。日本で見たこと、感じたことを、毎週レポートさせていただきます。よろしくお願いします。

 7合目からの道は岩場が多く、両手両足を使いながら、一所懸命登りました。溶岩からできた岩がゴロゴロしており、とても滑りやすかったです。つねに足元を注意しながら登っていましたけど、何回も転んでしまいました。7合目の標高は3010メートルで、さらに登り続けると高山病にかかる人もいるそうです。このため、同行していた登山経験のある日本人スタッフたちの判断で、ゆっくり登るコースを選びました。

 上の山小屋まではすぐだと思っていましたが、実際は到着するのに1時間もかかりました。時間が過ぎるのをはやく感じました。ようやく8合目にたどり着いた頃には、もう完全に疲れ果てていました。時計を見たら、もう夕方の5時半になっていました。 この時間になると風がだんだん強くなり、日も落ち始めます。完全に暗くなる前に宿泊施設に着いていないと危ないですから、みんなで「頑張ろう」と励ましあいながら、登り続けました。

 この日の宿は頂上に一番近い山小屋で、8合五勺のところにあります。風がだんだん強くなってきました。昼間でも足元が悪く、滑りながら登って行くような感じだったのに、風が強くなるとよりいっそう状況は厳しくなりました。北京に毎年やってくる春の嵐よりももっと強い風が吹き荒れ、まるで映画のワンシーンのようにも感じられました。怖くて、ロープを握り締めながら必死に耐えました。

 ようやく山小屋が見えました。「もうちょっとだよ」というメンバーの声を聞いて、元気を取り戻しました。みんな疲れきっていましたが、これを登りきれば初日の登山は終わりです。風がもっと強くなってきました。風が来ると、みんな体を低くし、ロープを握って持ちこたえました。ヨチヨチと小幅な足取りですが、一歩一歩確実に前に進みました。

 夜7時ごろ、やっと8合5勺にある「ご来光館」にたどり着きました。達成感を感じた瞬間、力が抜けて畳の上に座り込んでしまいました。

                                              (つづく)

インジョ
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