こんにちは、殷絮です。2006年6月7日から半年間、テレビ山梨で研修生活を送っています。日本で見たこと、感じたことを、毎週レポートさせていただきます。よろしくお願いします。
6月からテレビ山梨での研修が始まるので、日本へやって来ました。最初の3週間は、甲府にある、リスナーの神宮寺さんの家に下宿することになりました。日本の家庭料理を食べたり、日本式の部屋に住んだり、初日からワクワクすることばかりでした。
来日した次の日から、もう出勤しなければなりませんでした。朝早く起きて台所に行ってみると、神宮寺の奥さんが朝食を用意してくれていました。ふと見ると、ご飯にはアズキが混ざっており、可愛いピンク色に染まっていました。「赤飯」という料理だそうですね。一口食べると、温かくて、甘くてとろとろの食感で、最高でした。
あまりにおいしかったので、自分で赤飯についていろいろ調べました。まず、家庭ではいつでも赤飯を出すわけではありません。こどもの入学や就職、お父さんの昇格など、何かを祝う時だけお母さんが赤飯を作ってくれます。つまり、自分はすでに神宮寺さん家族の一員として迎えられていたということになります。それに気づいて、ちょっとビックリしました。
それから、赤飯の由来についてです。赤い色は、そのむかし、「厄払い」の色として使われていました。今では、赤飯の赤い色は、「幸せの色」の象徴とされています。しかし、今でも厄払いとして赤飯を食べる習慣があります。
ここで赤飯の作り方を簡単にご紹介します。
1. もち米をよく洗って一晩水に漬け込んでおく。
2. 翌朝、もち米をざるにあけ、水をよくきる。
3. ボールにもち米を入れ、煮た小豆と煮汁を加えてよく混ぜる(汁がもち米に均一に混ざるように)。
4. ざるにあけ、汁気をきる。それを、あみふきんのうえに乗せ強めの蒸気で蒸す(30分ぐらい)。
5. いったん蒸気から下し、分量の塩と水で塩水を作り、その蒸した、もち米の上からまんべんなく、ふりかける。
6. 少し塩水を垂らしてから、また蒸気にかけ 20分蒸す。
7. 20分たったら蒸気よりおろして、おひつなどにあけ うちわなどで風を当てて、つやをだす。
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