
こんにちは、インジョです。2006年6月から半年間、山梨テレビで研修生活を送っています。日本で見たこと、感じたことを、毎週レポートさせていただきます。よろしくお願いします。
先日、取材で山梨県の南部にある鳴沢村に行ってきました。鳴沢村の標高は900メートルから1000メートルぐらいです。主には鳴沢地区と大田地区の2つの集落からなっています。富士山のふもとです。

取材の目的地は、鳴沢にある樹海です。樹海は富士山のふもとに広がっています。200種もの野生の鳥が住んでいる豊かな森です。
しかし、ここは1200年前、富士山の溶岩によってすべてが焼き尽くされた場所でもあります。樹海の地面はゴツゴツした溶岩になっています。ここには土がありません。木々は直接溶岩に根を張り、しがみついているのです。かつて焼け野原になってしまった大地でしたが、木々が生い茂ったことで、動物たちも戻ってきました。緑輝く樹海は、多くの鳥類やリスなどの哺乳類、昆虫、そのほか多くの生き物を育んできたのです。

樹海について聞いたことはありましたが、実際に行くのは初めてでした。視界にはただ、一面の緑が広がっているばかり。まるで"緑の海"といっても過言ではないぐらいです。「樹海」と呼ばれる理由がよく分かりました。
樹海の、あまりにもきれいな光景に目が奪われっぱなしの1日でした。
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