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こんにちは、殷絮です。2006年6月から半年間、テレビ山梨で研修生活を送っています。日本で見たこと、感じたことを、毎週レポートさせていただきます。よろしくお願いします。
今週火曜日、山梨県河口湖町にある「猿まわし劇場」で、"人気日本一"と言われるお笑いタレント・綾小路きみまろさんのライブを見ました。綾小路きみまろさんは1950年生まれで、鹿児島出身です。2003年デビューを果たし、今は東京を拠点に活躍しているお笑い芸人です。日本全国にきみまろさんのファンが大勢います。特に中年の主婦が一番多いそうです。

ライブは、午前11時開演でした。劇場前の駐車場には観光バス数台が到着していました。東京や静岡など全国各地からきみまろファンがわざわざツアーを組んでやってきたのだそうです。会場は、ほぼ満員。ほとんどが中年の主婦か、お年寄りの夫婦でした。
いよいよ開演となりました。でも、最初に登場したのは綾小路きみまろさんじゃなくて、ほかの芸人でした。お客さんの一部が渋滞に巻き込まれてしまい、まだ劇場に到着していないとのこと。せっかくのライブですから、お客さん全員が揃ってから始めたというのことで、きみまろさんの登場を遅らせようというのです。

遅れていたお客さんが会場に着いたのを見計らって、やっときみまろさんが登場しました。きみまろさんは中年女性客が急いで入場してくる様子を見て、「ほら、昔流行ったバッグ、昔流行ったお洋服、昔流行った顔。昔流行ったといっても、きんさんとぎんさんよりは若いでしょう」と言いながら、彼女たちの動きを真似しました。会場はいきなり爆笑の渦に巻き込まれました。
それにしても、2003年にデビューしたばかりのきみまろさんは、なぜこんなに人気があるのでしょうか。まず、きみまろさんは中高年の主婦をターゲットして、その世代の生活や悩みをテーマにした漫談を聞かせてくれます。中年女性たちはそれを聞いて「あっ、私の生活もそうよ」と共感し、笑ってしまいます。そして、ふだんたまっているストレスを解消するのです。また、「若いとは言えないが、自分はまだまだ元気。年寄りでも毎日を楽しく過ごすべきだ」というきみまろさんのメッセージも人気の理由のひとつではないかと、外国人の私は思っています。
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