みなさんこんにちは。わたしは今、新疆ウイグル自治区ウルムチで日本語を教えています。新疆ウイグル自治区でただ1人の隊員です。協力隊は二回目の参加になります。前回は、1996年8月から3年間、吉林省長春市、東北師範大学にある中国赴日留学生予備学校という学校にいました。この学校でわたしは新疆クラスという、新疆ウイグル自治区から来た人たちのクラスで、三年間日本語を教えました。ですから、前から新疆にはとても興味があったので、今回こうしてシニア隊員として派遣されるチャンスに恵まれたことをとてもうれしく思っています。
大学を卒業して初めて中国へ来てもう5年。中国滞在ももう4年になりました。わたしは学生の時、中国語を勉強していたわけでもないし、中国へ来ることを希望していたわけでもありません。ですから、まさかこんなに長い間中国で暮らすことになるとは思っていませんでした。
活動紹介
1996年8月~1999年8月 中国赴日本国留学生予備学校
長春にいるときは、日本留学予定者に対し、一年間の集中日本語教育を行う学校で、新疆クラスの日本語教育を担当しました。新疆ウイグル自治区教育庁と日本私立大学協会の協議により、新疆の各分野の専門家(大学教師や医者など)を研究員として日本へ派遣しています。このルートでの留学予定者が、新疆からはるばる長春まで来て日本語を一年間勉強するのです。わたしは協力隊二年間の任期を一年延長して三年間教えました。当時、わたしは大学を卒業したばかりで、学生はみんなわたしより年上、ほとんどがウイグル族でした。そのときは教師としての経験もなかったし、ウイグル族のことも全然知らなかったので、はじめはとても戸惑ったことを覚えています。でも、学生や同僚の先生たちに支えられて、三年間とても充実した時間を過ごしました。よく学び、よく遊んだ三年間でした。今回こうしてウルムチに派遣されて、また学生たちと会うことができました。仕事の面でも生活の面でもとても力になってくれています。
ーー「人民網」より
|