中国の皆様、こんにちは。私は昨年8月より、内モンゴル自治区通遼市甘旗KAという小さな町の高校で日本語を教えています。海外で日本語を教えることは、私にとっては、理想のライフスタイルのひとつです。どうしてだと思われますか。私は、日本語の授業を通して、日本文化をも伝えると同時に、逆に、学生たちをはじめとする毎日接するいろいろな人々から、中国について学ぶことができます。"新しいことを知る!"これは、素敵なことだと思いませんか?また、他国の文化を学ぶということは、自国の文化を見直すキッカケにもなると思います。
そして、他国の文化を学ぶということは、もう一つの重要なこと?"自分達とは違うモノの考え方、やり方、文化があるんだ。"?を理解すること、つまり異文化理解につながると思います。もちろん、自分達とは違う文化を受け入れるということは、易しいことではありません。例えば、本当に簡単な例ですが、日本人は、中国の人のようにお酒に強くないので、白酒をたくさん飲むことはできないし、中国人で、"さしみが好き!"という人は少ないでしょう。これは仕方の無いことです。でも、"自分たちとは違う文化があるんだ。"と理解するだけで、世界の争い事は減るのではないでしょうか。"国際化"が叫ばれている現在、私たちには、この"異文化理解"が欠かせないと思います。
中国と日本は、"一衣帯水の国"といわれていますが、それでも、一般の中国人と日本人の交流と理解はまだまだだと思います。私たち協力隊員が中国に入って、今年で15年が過ぎました。わたしたちの活動が、普通の中国人と日本人が、お互いの国を理解しあう、そんなきっかけになればいいなぁと思いながら、毎日活動しています。
内蒙古・甘旗カ(上+下)第二高級中学;日本語教師
ーー人民網より
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