1959年頃から中国から食品を輸入して販売を始めましたが。1965年に丸政商事を法人化して本格的に事業に取り組むようになりました。ゼロからの起業でしたが、私の家族をはじめ、中国、日本の多くの方々に助けられてきました。会社ば、老華僑ビジネスの特徴である家業経営 ("パママストア)で、創業潮時代は、私と私の妻の 「二人三脚」で頑張ってきました。
子どもは三男?女に恵まれ、会社は長男に譲り、他の二人の息子も役員を務めています。また。娘と娘婿には京都支社を任せています。
取り扱い品目は、中国食品、中国料理の材料、調味料など全部で90種類に上りますが、そのなかでも当社が開発した商品に、栗。ドライフルー-ツ。中国茶の三品があります。栗とドライフルーツは、日中国交正常化前の196,年に輸入を始めました。
当時は、日本と中国に国交がないために、日本の友好商社や華僑商社は大陸を自由に旅行することも、中国の企業ど個別に交渉することも許可されていませんでした。香港から近い広州の 「広州交易会」が唯一の交渉の場所で、日本など外国のバイヤーたちが集まり。中国が認定した商社と輸出入の交渉と契約を行ったのです。
最も輸入の希望が多かったのは栗でした。競争率が高かったにもかかわらず、私は最大額の65トンの輸入契約を成立させました。成功の秘訣は、栗といっしょにドライフルーツやナッツを輸入するという提案を中国側にしたがらです。
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