日本は美しい島国です。この美しい環境の中に溶け込み、自分の外見も気質にも多くの変化があり。日本という国は私の第二の故郷になりました。ただし、私を産んで育ててくれた故郷?中国が与えてくれた赤子の心と中華文化に対する深い感情はいつまでも変わりまぜん。

　中国の古都西安の医者の家庭に生まれ、幼い頃から武道の道を歩み始めました。ジェト。リーと同様に私たちは。文化大革命後七十年代に最初に選ばれたプロ武術の選手でした。当時、大変厳しいトレーニングを受ける中、ある日練習中に大怪我をし。酷い時は二。三分も立って歩けない状態で、三年近く松葉杖に頼らずには生活できない悲惨な状態でした。

　怪我治療のため私は西安、北京、上海など、有名な病院など回りましたが、効果はほとんどありませんでした。そればかりか。将来寝たきりか車椅子に頼るかと診断され、当時二十歳の私にとってば、いずれにしても。無惨な運命としか思えず、何回も自殺しようと思いました。

　運命的な出会いと言いましょうか、中国文化の宝物であるー気功が私を救ってくれました。さらに、気功は私に新しい生命を与えてくれました。私は自分の体も心も全て気の世界に入り込んで、自分を忘れるほど修行に打ち込み、人生の悟りと大自然の奥義の探求に励みました。

　私の身体は段々回復して仕事に復帰し。カンフー俳優として中国で五つの映画と一つの連続ドラマに出演しましだ。王姫。張豊儀など有名な映画スターと一緒に中国最新版の香港との合作映画に出演したことがあり、その後も人気が上昇し、いくつかの映画製作所の監督から映画出演の要請がありました。まるで全てが順風満帆で、スターの座に着くのも目前でした。その時、私はスターの夢を見ながら気功修行にも励み、何でも叶え、人生最高の境地であるように見えていました。しかし、運命の神様は私を日本に行かせることで、再度試練を与えました。今までの優越感が一瞬にして消え、煙のように散ってしまいました。

　ある日の夜、私は東京新宿の街の明るく眩しいネオン、林立した高層ビルを眺めながら、こんな繁華な世界の申で、なぜ私の居場所さえ見つからないのだろうかと考えながら、心が悲しくなりました。

　その時、中国に戻って自分のスターの夢を続けようとも考えました。その方がもっと楽だったかもしれなかったでしょう。

　この人生の新たな転換点に立って、私の負けず嫌いの心が蘇りました。また、中国気功武術の広くかつ深い真理が私の人生の物事への理解を深めました。

　何事でも最初は難しい。私は創業者の皆さんと同じように、言葉では表現できない苦労を経験しながら今日まで歩んできました。自分は誰も知らない?人の 「外国人」から、段々大勢の人々に知られて受け入れられ、更に 「有名人」になりました。

　私の気功施術を受けた方の中には、日本の元内閣総理大臣を始め、国会議員、金融界の諸名人、有名な医学博士、大学教授、映画俳優、僧侶、ブロスポーツ選手、相撲力士、警視庁や自衛隊の方、アメリカバリウッドスーハースターなど有名人、もちろん日本の庶民の方と中国の駐日官員、各階層在日中国人、留学生、香港。マカオ、台湾の人々と他の国の方もいます。

　また日本のテレビや在日中国系テレビなどの番組に出演し、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、週刊宝石、在日中国系新聞などマスコミから何十回もインタビューを受けました。さらに、日本の『社会文化功労賃』、『世界平和特別賞』、世界宗教連合会の最高栄誉勲章を受賞し、世界宗教連合会の名誉会長の認証も授与されました。私が書いた気功に関する二冊の本も、日本と台湾で出版されました。

　平成十四年、私は多数の日本人とアメリカの友人を引いて、日米経済文化訪問団として中国を訪問し、中国労働部、中央統鞍部、上海市紛戦部など幹部たちから、心のこもった招待を受けました。

　私の太極拳の教え子は広島アジアスポーツ大会や全米太極拳大会で金メダルを取りました。たくさんの教え子たちも気功で人の病気を治したり、気功を教えたり、皆が申国文化を伝える使者になりましだ。

　私の気功の治療範囲は断食ダイエットと、現代医療では難病と言われる病気です。元駐日新華社支社の社長劉文玉さんの奥さん曾思栄さんは三十年以上にわたって不眠症などの病気に悩み、いろんな病院で治療の甲斐もなく。全身が腫れる状態でした。私の気功治療を受けた後、彼女からのお礼の手紙には"気功で治療してもらって、心地がよくて、よく眠れるし、身体もすごく軽くなって、本当に感謝します。郭先生のご恩は永遠に忘れまぜん。気功は病気を治す良い薬であり、体を健康にする神通力のある宝物です"とありました。

　日本の元内閣総理大臣海部先生は気を受けた後、あまりの気持ちの良さに、筆文字で 「神気」と言う文字を色紙に書いてくださいました。

　アメリカのアクション映画スターであるスティーブン。セガールさんは、私の気功療法を受けた後、喜びのあまりに、タイ旅行に招待してくれました……

　以上全てのことは、自分が中国の文化の宝である気功を身につけたことのお陰だと誇りに思い、これからも世界中の多くの人を苦しみから救い、また、人々との縁を結び、人のため自分のために尽くしていきます。

　日本での生活の現実は。実に厳しいものがあります。取り分け異邦人の魂の奥底に生まれる孤独感と寂寥感は往々にして多くの強い人間さえも涙させることがあります。物質的な豊かさは人間を幸せにもできない、痛苦を取り除くこともできません。もっとも重要なことは心の平穏です。物質的な豊かさを得る努力をするのと同時に。精神修養と体の健康は尚更忘れてはなりません。

　日本は世界でもっとも発達して、豊かな国のひとつですが、同時に驚くほど無数の社会的病根を持っている国です。また現代医学の治療で治らない病気もたくさんあります。毎日苦しんでいる人々と顔を合わせる度に大きな驚きを覚えます。「人生百態」と言いますが、その意味をしみじみと悟ったと思います。

　人生はより高い精神の境地に昇華する必要があり。真れこそが人類の幸せに通じる道なのです。人間が本能的に持っている知能 (現代人について言う)から更に慧能という高い精神的思惟のレペル (恵悟めレベル)にまで高めて、初めて人間は苦難から解き放れ、幸福と結合することができるのです。

　中華文化の気功は一つの哲学であり、人類が慧能を以って悟り、現代人の心身両面を癒すことができる科学を超越した存在です。其れは無数の先哲が心血を注ぎ、命を賭してまで探索した全人類、全宇宙に通じる研究の理論であり、それはまた膨大な知恵、エネルギー、情報を内に秘めた全人類共通の財産です。

　私は気功によって心身ともに満たされています。そして気功を通して社会に恩返しし、より多くの人々を慧能的で心身ともに健全な幸せの道へ導いていくよう更に際力していきたいと思います。