ウーロン茶、プーアール茶などの十国茶の輸入は。それから少し遅れた1972年です。しかし、当時は。ほとんど売れまぜんでした。「なぜ、売れないのだろうか」と考えました。「日本の消費者が中国茶を飲んだことがないからではないだろうか」ということに気づき、早速、ウーロン茶のティーバックをつくり、銀座の三越百貨店で買い物客に無料で配りました。皆さんにないへん喜ばれ、中国茶は段々と売れていくようになりました。その後、他の商社も甲回茶を手がけるようになり、さらに日本の大手飲料メーカーが参入して缶やぺットボトル入り茶が製造されるようになると、ご存知の中国茶ブームが巻き起こったのです。
事業を営んで?番誇りに思うことは。甘栗やドライフルーツ、中国茶など,私が先駆けとなって、日本に紹介した中国の食品が日本社会に浸透し、多くの方々に親。しまれるようになってきたことです。
町を歩いているとき。「あの方も、この方も私が取り扱った食品を召し上がってくださっているかもしれない」と思うと、感謝の気持ちでし)っぱいになります。
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