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WTO(世界貿易機関)に駐在している中国の張向晨代表は26日、WTOの会議で「米国は、通商法301条の発動に向けた調査を一方的に実施し、中国に制裁を加えようとしている。こうしたやり方WTOへの約束に背くもので、WTOの判決や規定にも違反している」と示しました。
また、張代表は、「WTOの裁定や米国の約束によれば、米国は、この調査の結果をもってWTOに違反した行為と認定することはできない。この場合、WTOのルールやその紛争解決機関の判定に従わなければならない」と指摘しました。
さらに、張代表は「米国のやり方は、WTOに規定された『紛争解決に関わる規則や手続に関する了解』により禁止されており、WTOの基本精神や原則にも違反している。中国やその他加盟国の利益を損なうだけでなく、多角的貿易体制にも大きな損害をもたらす」と強調しました。そして、WTOの加盟国に対し、通商法301条発動に向けた米国の調査を阻止するよう呼びかけています。(ミン・イヒョウ 森)
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