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<党大会>日本人翻訳家、報告が示す若者への期待に共感

2017-10-18 15:27:10     cri    

 国内外各界の友好人士から注目を集める中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)が本日18日、北京で開幕しました。開催に先立ち、大会報告の翻訳活動に携わった岩崎秀一氏が、中国国際放送局(CRI)記者のインタビューに答えました。岩崎氏は、第18回党大会の開催以来、習近平同志を核心とする共産党中央が率いる中国の収めた成果を高く評価した上で、報告の中で語られている「素晴らしい生活」への期待を示しました。

  今回の党大会では、外国人の専門家が翻訳を担当する制度が、初めて導入されました。岩崎氏は、今回の党大会報告の日本語版のチェックを担当した外国人専門家です。     

 マラソン愛好家でもある岩崎氏は、北京マラソンに2012年から 6回連続で参加し、「この5年間で、北京の空気がどんどん良くなってきていると感じている」と話しています。

  中国に来てもうすぐ10年になる岩崎氏は「第18回党大会からの5年間(2012-2017)で、中国政府は環境保護対策などの目標を着実に達成した」と述べた上で、中国共産党の目標達成能力を高く評価し、日本では政府の掲げた目標がきちんと達成されないことがよくあると指摘しました。

  大会報告を最初に読んだ日本人として、岩崎氏は「第19回党大会の報告は、今後5年間の中国社会に必ず大きな影響を与えると思う」と述べ、中国は国家運営について先進的な理念を明確に示し、様々な分野ですでに世界の第一線を走っており、今後5年間の中国の発展の道における経験と方法論は、世界各国にとって学ぶべきものになると語りました。

  また、「中国に来てから、よくネットショッピングを利用している」とも語り、日用品から高速鉄道のチケットの購入まで、ネットショッピングは日常生活のあらゆる需求を満たしていると指摘しました。最も感心しているのはインターネットなどの急速な発展がもたらしている利便性だという岩崎氏は、「報告の中で語られている『素晴らしい生活』には非常に期待している。報告の発表を通して、中国の人々の生活はきっとより豊かに、より便利に、より『素晴らしい』ものになると思うし、北京での自分の生活もそれに与れたら」との期待を寄せました。

  岩崎氏は、今回の報告を読んで最も嬉しかった箇所があると言います。それは、「中国の夢は、過去の夢、現在の夢であり、未来の夢でもある。つまり、われわれの世代の夢であり、何より青年の世代の夢なのである。中華民族の偉大な復興という中国の夢は、最終的には、代々の青年たちが努力をつないでいく中で実現するに違いない」という部分です。以前、江蘇省常州市や河南省周口市の大学で日本語を教えていた経験を持ち、中国の若者に詳しい岩崎氏らしい観点です。第19回党大会の報告が若者に対する高い期待を示していることについて、「私も習主席と同じように、中国の若者世代に期待している。若者たちには、頑張って一日も早く中国社会の中心的な力になってほしい」と語ります。

  中日国交正常化45周年という大切な節目にあたる今年、岩崎氏は「中日両国はお互いに助け合うパートナーとして、共に手を携えて前進してほしい。また、すでに国際舞台でリーダー的な役割を果たしている中国には、国際社会の平和と繁栄のためのさらなる努力を希望している」と述べた上で、「第19回党大会は国際社会から注目されるイベントであり、大会の順調な開催を期待している」と語りました。

  今年43歳になる岩崎秀一氏は2011年から中央翻訳局で日本語の専門家として勤務しています。主に全国人民代表大会の政府活動報告や習主席の演説・談話抜粋集などの日本語翻訳に従事してきました。(取材:趙雲莎)

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