中国共産党第19回全国代表大会が、18日、北京で始まりました。習近平氏が第18期中央委員会を代表して報告を行い、「使命を忘れず、小康社会（いくらゆとりのある社会）を全面的に作り上げ、中国の特色ある社会主義の現代国家を全面的に建設していく」と、党員全員に求めています。

　習近平氏は、約8900万人の共産党員を代表した第19回党大会の出席者を前に、「党員としての初心と使命とは、中国人民に幸福をもたらし、中華民族を復興させることだ。長い努力を経て、中国の特色ある社会主義建設が新しい時代に突入した。中国の発展の歴史的な流れだ」と述べました。

　さらに、「中華民族の偉大なる復興は、新しい時代における中国共産党の歴史的使命だ。これを目指して、中国共産党と国民は、第18回党大会以降に形成した新しい時代の特色ある社会主義思想と基本策を堅持すべきだ。2020年までに全面的な小康社会を作り上げ、2035年までに社会主義現代化をほぼ実現させる。さらに、今世紀半ばまでには、富強・民主・文明・調和の取れた美しい社会主義の現代国家を築く」と強調しました。（朱）