米国駐在の崔天凱中国大使は17日、米国の新聞『USAトゥデイ(USA Today)』のウェブ版で、「協力をベースにした非対抗的な中米関係を目指す」と題する署名入りの文章を発表しました。

　これによりますと、「歴史が証明するように、中米両国は協力すれば共栄となる。われわれは相互信頼と協力に基づく非対抗的・非衝突的な新しい大国関係を築くべきだ」としました。

　さらに、「グローバル化の時代、とりわけポピュリズムや保護貿易主義などが台頭している現在、われわれはふれあいや意志疎通により相互信頼を深め、共栄を図るべきだ。新たな問題や課題、懸案に対し、中国はグローバル・ガバナンスを打ち出した。すなわち、協力共栄を中心とする新たな国際関係の構築、各国共通の利益に関わる運命共同体の構築、国際秩序をより公正かつ合理的なものとする取り組みだ」と明らかにしました。

　崔大使は文章で、「協力は中米両国にとって唯一の正しい選択で、両国間の問題は協力によって解決すべきだ。これにより、両国国民のみならず、世界の平和と安定、繁栄にも大きく貢献するだろう」と指摘しました。

　また、「中国の先行きは世界の将来と密接に関わっている。中国共産党第19回全国代表大会の開催で、米国を含む世界各国との交流や協力に新しい局面が切り開かれ、新たな力が注がれるだろう」と期待を寄せています。（Ｌｉｎ、森）