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チベット自治区を行く・2017④帰郷への道

2017-08-03 15:02:03     cri    

 CRI日本語部の劉睿記者が、チベット自治区の林芝(ニンティ)地区を11日間に渡って取材してきました。今日から数日間、ありのままの人情や風景を連載でお伝えしていきます。劉記者の前回のチベット自治区入りから5年が経った今、その変わらぬ美しい姿と急成長を遂げた姿を過去の記事と比較しながらお楽しみください。

 四面が山に囲まれ、多様性に富んだ地形と気候に恵まれ、豊富な植物及び水資源を有する墨脱(メトク)県、地元政府は貧困扶助プロジェクトによる街の活性化に力を入れてきました。2013年10月に墨脱県までの道路が全線開通し、中国で最後に道路が開通したこの町では、交通の不便さから、村を離れる若者が後を絶ちませんでした。そんな中、道路の開通を契機に、村を離れていった人たちの帰郷を支援するため、墨脱県は町の復興プロジェクを実施し始めたのです。


まもなく竣工する新築の家

 2015年12月、実際の状況に合わせて、サンジェカ村の64世帯の295人を対象とした貧困扶助プロジェクトが始動しました。地元政府は、村の環境整備と住宅建設を行う以外に、地元農業と産業建設に関する技術研修の機会を提供し、地元住民が帰郷後の就職について知恵を絞りました。今回の対象となった村人のジャシさんは、「今後はお茶っ葉や唐辛子、トウモロコシなどなどの栽培ができ、仕事も安泰だ。その上新築の家にも住めるのはまるで夢のようだ」と語っています。墨脱県の政府責任者によりますと、今年年末までに住民らの住宅問題を解決し、その後に農地の整備や技術研修を徐々に展開していくとしています。ジャシさんのような故郷の繁栄を待ち望んでいる人たちの思いに応えるためにも、サンジェカ村では毎日建設作業の音が鳴り続けています。


故郷に戻り生活できることに喜ぶ村人

(取材・写真:RYU)

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