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チベット文化体験列車「唐竺古道号」が運行開始

2017-07-24 17:06:45     cri    

 チベット高原を走る特長的な旅客列車、「唐竺古道号」のラサとシガツェを結ぶ便の運行開始式が23日、チベット自治区ラサ市で開かれました。

 唐竺古道の名称は「唐-吐蕃-天竺を結ぶ古道」を意味しています。この道はかつて、唐の時代の都・長安を出発し、チベット高原を経由して、ネパールとの通関地・吉隆からネパールおよびインドに入る、古代の高原シルクロードの重要な道とされています。紀元658年に唐の使節・王玄策はこの道路に沿ってインドにたどり着きました。吉隆県には今でも「大唐天竺之銘」という石碑が残されています。

 列車「唐竺古道号」の車内の天井にはチベット文化の八宝図が掲示され、窓にはチベットの香布に掛けられています。そのほか、車内の各所にチベット劇の仮面や銅制の装飾品、自然風景の写真などが展示されており、これらのデザインが唐竺古道の歴史文化、沿線の自然風景、ユニークなチベットの趣きにマッチしています。

 チベット自治区観光発展委員会の王松平主任は運行開始式の当日、「『唐竺古道号』の運行は、チベット鉄道の国内外の観光市場での影響をより拡大することにつながる。また、中国のチベット自治区が南アジア諸国との観光開発協力を促進し、21世紀の海上シルクロードの発展戦略と積極的に融合する上でも役に立つだろう」と述べました。(hj 謙)

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