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アッバス大統領、国際法違反のイスラエルを非難

2017-07-21 12:39:23     cri    

 パレスチナの国営通信社、解放通信(WAFA)は20日、アッバス大統領の話として「エルサレム旧市街地のアル=アクサー・モスクにおけるイスラエルの今回の行為は、現状を変えるために新たな事実をねつ造しており、国際法に公然と違反するものだ」と伝えています。

 報道によりますと、アッバス議長が派遣したパレスチナ代表団はアゼルバイジャンに赴き、エルサレム旧市街地、特にアル=アクサー・モスクの情勢について特別会議を招集するよう国連傘下の「パレスチナ人民の固有の権利行使に関する委員会(パレスチナ委員会)」に要求するとともに、金属探知機の撤去を含め、アル=アクサー・モスクにおける全ての措置を停止するようイスラエル側に求めているということです。

 エルサレム旧市街地では14日未明に銃撃事件が発生しました。武装者3人が聖域外エリアでイスラエル警察3人に向けて発砲し、そのうち2人を射殺しました。事件発生後、イスラエルはアル=アクサー・モスクを封鎖し、ムスリムの出入りを禁止しましたが、16日には、エルサレム旧市街地のアル=アクサー・モスクと「神殿の丘」と呼ばれる聖域を徐々に開放していくことを発表しました。再開に向けて、安全保障措置を一層強化して聖域の入り口では金属探知機や監視カメラを設置しました。ムスリムはイスラエルのこのような措置に不満を覚えたことから、連日にわたり抗議活動を繰り返したほか、イスラエル警察との衝突も相次いでいます。(ミン・イヒョウ 星)

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