パレスチナのマリキ外相は16日、ヨルダン川西岸の都市ラマッラーで、新華社通信の単独インタビューを受け、「アッバース大統領の訪中は両国の各分野における関係を深めることにつながるだろう」との考えを示しました。

　また、マリキ外相は「中国とパレスチナの関係は他国のそれと一様ではなく、ここ数年の両国関係にはさらに著しい発展がみられる。大統領の今回の訪中の目的は、長い歴史をもつ両国の友情をさらに深めると同時に、政治や経済など各分野における双方の協力関係を促進することにある」と語りました。

　続けて、マリキ外相は「パレスチナは中国のパレスチナの事業に対する長期にわたる一貫した支持の姿勢に高く賞賛の意を示すとともに、パレスチナの経済発展に対する支援並びにパレスチナ解放機構の人材育成への協力にも感謝する」と述べました。

　なお、アッバース大統領は17日から20日にかけて中国を公式訪問し、マリキ外相はそれに随行することが予定されています。また、今回の訪問は、アッバース氏のパレスチナ大統領としての四回目の中国訪問となります。（非、む）