二階氏はCCTV水均益キャスターの取材に対し、「『一帯一路』の着目は素晴らしいものだ。今回のサミットで全世界に向けてアピールされ、大変好評を博した」と評価し、「一帯一路」構想が将来大きな発展を遂げることに期待感を示しました。
また、二階氏は、各国の要人を多く迎えてサミットが開催された点に注目していると話し、「スタート時から各国首脳の集結ぶりを見て、会議は大成功を収めると感じた。中国側も満足したと思うが、参加した多くの国々の人たちも中国の周到な準備と『一帯一路』に対する情熱を感じ取った」と高く評価しました。
「一帯一路」の日本国内の認識に関する質問では、二階氏は「十分理解している人とこれからその重要性を段々と理解していく人との間に多少の温度差はあるが、この考え方に共感を持って、今後の発展を眺めていくというのが日本の大方の考え方だ」と答えました。さらに、「今回は私に日本のマスコミ11社が付いてきてくれている。『一帯一路』への関心の大きさを物語っている」と述べました。
二階氏はインタビューで、中国各界には今後も「一帯一路」に関して国内外に向けて説明を続けることを求め、それを踏まえた上で、自らは日本国内で若者向けの宣伝や自民党内での勉強チーム立ち上げなどの考えがあると示唆しました。
訪中前に安倍首相から預かった習近平国家主席宛ての親書については、「しっかりと届けてくる。内容は友好、友情に満ちたもので、現段階でこれ以上のものはないという立派なものだ。日中両国は一歩一歩、歩みよれば仲良くなれる」と述べ、両国の関係発展に明るい見通しを示しました。
二階氏は日本政府の代表として、北京開催の「一帯一路」国際協力サミットに出席するため12日に北京入りしました。滞在期間中、サミット参加のほか、中日友好協会の唐家セン会長、中国国家観光局の李金早局長、IT実業家でアリババグループ創始者の馬雲(ジャック・マー)などとの会談や、香港系テレビ局の北京本社ビル「北京鳳凰センター」を訪問しました。 (王小燕)
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