商務省の報道官は１日、米国のトランプ大統領が3月31日に署名した貿易赤字問題などに関する二つの大統領令について談話を発表し、「中米間の貿易は、優位性の相互補完と協力ウィンウィンを図るもので、米国側の貿易に関する法執行は公認された国際規則やルールに従って運用すべきだ」と指摘しました。

　中米間の貿易赤字問題について、報道官は「双方は数年間にも及ぶ討議を続けてきたが、赤字の真相、原因、それによる影響などについて双方ははっきりと理解しているはずだ。中米貿易における優位性の相互補完と協力ウィンウィンは、経済のグローバル化という発展ルールに則ったもので、双方の構造性における相違点や潜在的な発展ニーズも反映している」と強調しました。

　また、「世界の2大経済大国である両国はグローバルな貿易投資、世界経済の繁栄において、特別な歴史的使命を担っている。米国側の貿易に関する法執行措置は、中国の世界貿易機関（WTO）加盟議定書第15条に定められた義務の履行を含む、広く認められた国際規則やルールに従って運用すべきだ」と訴えました。（Lin、星）