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中国外務省 日本の2016年版防衛白書について

2016-08-03 20:06:49     cri    

 中国外務省の華春瑩報道官は3日、「日本は2016年版防衛白書で、中国が正常に進めている国防建設と軍事活動を責めるなど、中国の内政を非難している」と、中国政府の強い不満を表した上で、日本に厳正な申し入れを行ったと明らかにしました。

 華春瑩報道官は「釣魚島の領海を巡航することは、中国の固有の権利であり、日本は非難する権利がない。中国が国際法、関連の国内法規と自らの国防需要に基いて行う海洋活動と航空活動は、非難されるべきではない」と強調しました。その上で「南海紛争について、中国は引き続き関連当事国とともに、歴史尊重と国際法に基いて交渉を行い、話し合いによって平和的に解決していく」と、ASEAN・東南アジア諸国と共同で南海の平和と安定を維持していきたい考えを表明しました。

 さらに、華春瑩報道官は「ここ数年、日本は地域内の安全問題を以ってそそのかしたりして問題を引き起こそうとしている。これによって、周辺諸国の安全が脅かされているという印象を人々に与えようとしている。こうしたことによって、戦後の軍事的束縛から抜け出そうとする言い訳を作ろうとしている。こういった日本の動きに、地域内の国々や国際社会から強く注目されている」と指摘し、「日本は、軍事安全面での行動を慎み、同時に近隣諸国との相互信頼の深化、地域内の平和と安定の維持に前向きな行動を取るべきだ」と語りました。(朱)

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