トルコの首都アンカラの検察長弁公室は16日朝「15日夜起きた軍事クーデターによって、首都アンカラで少なくとも42人が死亡した。犠牲者のうち、17人がクーデター関係者と交戦した警察で、その他は市民だ」と発表しました。

　トルコのユルドゥルム首相は16日議員を集めて緊急会議を開き、対応策を検討しました。ユルドゥルム首相は「これまで、軍事クーデター参加の軍人130人あまりを逮捕し、将校1人を射殺した。16日の未明、アンカラとイスタンブールの上空を飛行した一部のクーデター関係者の戦闘機は爆弾を投下していたが、政府軍に戦闘機を繰り出し対応するよう命令した」と明らかにしました。

　トルコのエルドアン大統領は16日未明、イスタンブール空港で記者会見を開き「現在、政府と大統領はそれぞれの職責を果たしており、これからもそれぞれの役割を果たしていく。トルコは反乱者のものではない。反乱者は重い代償を払うことになる」と述べました。（殷、kokusei）