ロシア政府とトルコ政府は27日、昨年11月にトルコがシリアでロシア軍機を撃墜したことをめぐり、トルコのエルドアン大統領がプーチン大統領に謝罪の内容の書簡を送ったと、それぞれ明らかにしました。
ロシア大統領府によりますと、エルドアン大統領は書簡の中で、死亡したパイロットの遺族の悲しみを「自分のことのように感じている」として深く謝罪するとともに、遺族の苦痛と損失を軽減するために様々な措置を講じる用意があると表明したということです。
エルドアン大統領はまた、「ロシアはトルコの友人であり、戦略的パートナーである。ロシア軍機を故意に撃墜する意図はなかった。ロシアとの伝統的な友好関係を修復するために、あらゆる努力をしたい」と述べ、地域の危機への対策やテロ取り締まりなどで協力することに期待を示しました。同日の記者会見では、トルコ大統領の報道官も同様の内容を明らかにしています。
ロシアは国内に滞在するトルコ企業の職員に向けて、改めて就労ビザの発給をはじめました。両国関係緩和の兆しとみられます。(ZHL、謙)
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