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外務省:南海仲裁案の最終採決を前に談話発表

2016-06-30 11:20:55     cri    


 外務省の洪磊報道官は29日、フィリピンが一方的に提出した南海仲裁案について仲裁裁判所が近いうちに最終採決を公表することを受けて、談話を発表しました。

 仲裁裁判所は29日、「最終採決を7月12日に公表する」と明らかにしました。洪報道官はこれについて「仲裁裁判所はこの問題に関する管轄権を持っておらず、審議と採決を行うべきではない」と再び強調しました。

 外務省の談話の主な内容は以下のとおりです。

一、 フィリピンは2013年1月22日、南海問題について一方的に仲裁を提出した。中国政府は数回にわたって声明を発表し、仲裁を受け入れない立場を明らかにしてきた。

二、 フィリピンが一方的に仲裁を提出したことは国際法違反だと見ている。中国とフィリピンは『南海各側行動宣言』など一連の文書と2国間交渉を通じて、早い時期に南海問題の解決で合意に達していた。『国連海洋法条約』で決められた仲裁プロセスは南海問題に適用されない。フィリピンが提出した仲裁案の実質は南海島嶼の領土と主権の問題であるため、『条約』の調整範囲外にある。

三、 仲裁裁判所はフィリピンの違法行為と提訴の上に成り立っており、南海問題について管轄権を持っていない。

四、 領土問題と海域の境界線に関する論争について、中国はいかなる第3者の斡旋も、強制的な解決案も受け入れない。中国政府は当事国同士が歴史事実を尊重した上で、国際法に基づき、交渉を通じて南海問題を解決し、南海の平和と安定を保つ立場を堅持する。(殷、謙)

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